動作の検証をおろそかにすると閲覧者を失うケースも
長いweb制作作業を経て、ようやくサイトが完成すると、すぐにでもいろいろな人にサイトを見てほしくなり、サーバーにアップロードしてすぐに公開したくなる人も少なくないでしょう。しかし、サイトを公開する前に必ずやっておくべき作業があります。それは、動作の検証です。たとえば、新しく公開されたとSNSで宣伝されていたサイトにアクセスしたら、真っ白な画面にエラー番号が表示されていたら閲覧者はどういう気持ちになるでしょうか。がっかりしてもうこのサイトにはアクセスしないと考えてしまう人もいるでしょう。そういったことが起きないように、サーバーで公開する前に動作を確認しておくのです。
具体的な確認方法ですが、サイトがHTMLとCSSだけで作られているのであれば難しいことはありません。作ったHTMLファイルをブラウザで読み込むだけです。HTMLやCSSの記述にミスがあれば、デザインが崩れていたり、特定のコンテンツが表示されなかったりするはずです。
パソコン内のサーバーでサイトを動作させる
PHPやデータベースなどを利用した複雑なwebサイトの検証は、もう少し複雑なものになります。まず考えられる方法として、パソコン内にサーバーを立て、そこにwebサイトのファイルをすべて移して検証するというものが挙げられます。パソコン内にサーバーを立てるためのソフトウェアがフリーで配布されており、これを使えばそれほど難しくはありません。この方法で注意したいのは、サイトの動作速度です。パソコン内にあるファイルを読み込むので、ネット上のサーバーで運営されている場合はとても遅いサイトであっても、非常に高速で動作してしまいます。
もし、サイトの動作速度も検証したいというのであれば、ネット上のサーバーを利用した方がいいでしょう。webサイトのファイルをすべてアップし、ベーシック認証をかけて自分だけしかアクセスできないようにしておけば、他者にはアクセスされずに、閲覧者が体感する読み込み速度、動作速度を確認できます。